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会の運営に役立つハウツー集
新聞に掲載されやすい情報発信法

HOW TO/第1回
会の運営に役立つハウツー集 新聞に掲載されやすい情報発信法

ファイザー株式会社 製品広報部長 廣田孝一

新聞記者も、医療・健康情報に注目しています

ヘルスケア関連団体の活動のお手伝いをしてきた立場から、世の中への情報発信のしかたについてアドバイスしたいと思います。

自信を持って情報発信

まず、情報を発信していく手段として、最も信頼性が高いのはやはり新聞です。新聞に掲載されるのは難しい…と考える方が多いようですが、最近は、医療や健康に関するスペースが増えているので、記者も情報を求めています。ヘルスケア関連団体が発信する情報は、記者にとっても貴重な情報であるので自信を持ちましょう。

全国紙か地方紙か

新聞には全国紙と地方紙がありますが、会の活動が地方を中心としたものならば地方紙を、そうでなければ全国紙を選びます。

担当部署を調べ定期的に情報を送る

次に、各紙に医療・健康関連のどのようなコーナーがあるのか、どのような記事が取り上げられているのかを調べ、担当部署にニュースレターや会報などを定期的に送ります。各紙の連絡先や発行部数等のデータが記載されているPR手帳を用意しておくと便利でしょう。

■参考
各紙の情報提供先
読売新聞 医療情報部 生活情報部 社会保障部
朝日新聞社 生活部 科学医療部
毎日新聞 生活家庭部 暮らしWORLD
産経新聞 文化部生活班
日経新聞 生活部
東京新聞 生活部
内容の要約をつける

会報などを送るときには内容を要約したサマリー(A4用紙1枚程度)を添付します。「会報をお送りします」という挨拶文も添えましょう。セミナーやイベント、支部結成などのお知らせはニュースとして送ります。新聞はスペースが限られているので、内容がわかる見出しをつけ、本文はどこで切られてもいいように、短いセンテンスで訴えたいことを簡潔にまとめます。

情報発信はタイミングよく

セミナーやイベントなどの開催日の1週間から10日前ぐらいに掲載されると効果的なので、逆算して、ニュースは1か月ぐらい前に送っておくとよいでしょう。いずれも多忙な記者が初めて読むことを想定し、わかりやすく簡潔に書くことを心がけてください。

取材時は誠実に感謝の気持ちを持って

掲載されることになれば取材が行われることが多いと思います。取材は、活動を理解してもらう貴重な機会ですから、誠実に対応しましょう。取材や掲載に対して感謝の言葉も忘れないようにしたいものです。新聞記者は社会正義感を持った人が多いので、ヘルスケア関連団体の意義のある活動には共感してくれるはずです。新聞記者と良好な信頼関係を育み、情報発信にも協力してもらうためには、気長に礼儀正しく情報提供を続けていくことが何よりも重要だと思います。