ヘルスケア関連団体ワークショップ 進行役事前会議
充実した討議 団体運営に活かせる成果を目指して
団体リーダーたちが時間をかけて準備
VHO-net(ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会)のワークショップでは、全体会議の司会進行や分科会の進行役(ファシリテーター)を加盟団体のリーダーたちが担い、その経験によりリーダーシップを培い、各人が成長することも目的としています。そのため、年間を通じて毎月ワークショップ準備委員が東京に集まり、テーマやプログラムの選定、分科会の進め方などをきめ細かく話し合い、各人が主体的に参加できるワークショップとなるように入念な準備を行っています。
今回の「進行役事前会議」もその一環で、ワークショップ準備委員と分科会の進行役が集まり、プログラムの内容や分科会の進め方について具体的な検討を行いました。
まず、照喜名通さんと三原睦子さんによる事例発表、岩本利恵さんと喜島智香子さんによる講演、吉田裕子さんによる趣旨説明のシミュレーションを実施。その後、「実践から学び活用できる資金調達」という今回のテーマの意義や、「活動を多角的に考え、見直すことができる場と機会を提供する」「成果を団体運営に具体的に活かす」といったワークショップの目的を共有しながら、プログラムの内容や流れを細かく討議しました。
また新しい取り組みで、参加者が自らの団体を紹介するキャッチフレーズを作成する「共感メッセージ」についても、その意義や進め方について熱心な意見交換が行われました。
テーマに沿った建設的な議論ができ、団体運営に活かせる成果が得られるようにと話し合う中で、ワークショップ準備委員や進行役もまた、ヘルスケア関連団体リーダーとしての新たな気づきや学びを得ていることがうかがえました。資金調達について、参加者が実践できる現実的な討議を目指す、今年のワークショップが期待されます。
参加者
●第19回ヘルスケア関連団体ワークショップ準備委員・分科会進行役
石原八重子さん(Fabry NEXT)
岩本利恵さん(福岡看護大学健康支援看護部門成人看護学分野教授)
小岩井順子さん(全国心臓病の子どもを守る会 長野県支部)(ウエブでの参加)
田港華子さん(日本ALS協会 沖縄県支部)
照喜名通さん(認定NPO法人 アンビシャス)
三原睦子さん(認定NPO法人 佐賀県難病支援ネットワーク)
吉田裕子さん(NPO法人 熊本県難病支援ネットワーク)
大曲純子さん(活水女子大学看護学部講師)
島田千穂さん(地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所)
谷口あけみさん(聖マリア学院大学看護学部助教)
長廣幸さん(九州IBDフォーラム 熊本IBD)
●VHO-net事務局
喜島智香子さん・後藤慶子さん(ファイザー株式会社 広報・社長室)