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第15回ヘルスケア関連団体ワークショップ分科会・グループ発表・全体討論
「軌跡・継続・変革」をテーマに拠って立つ足元を見直す討議を行う

第15回ヘルスケア関連団体ワークショップ 分科会・グループ発表・全体討論 「軌跡・継続・変革」をテーマに拠って立つ足元を見直す討議を行う

分科会では基調講演の感想や、それぞれの「軌跡・継続・変革」をテーマとしたグループワークが行われました。自らの活動が拠って立つ足元を見直し、これからの展開を考えるというテーマは、参加者それぞれにかかわりが深い内容であることから、初参加の人やワークショップに慣れていない人も積極的に発言するなど、どのグループも和やかな雰囲気の中で話し合いが行われていたことが印象的でした。

明日へつながる、多くの気づきやヒントを得る

グループ発表・全体討論会では、リーダーのあり方が話題となり、「役員の役割は、お世話係でもなく、会員のニーズに応えるだけでもない」「会員のニーズにとらわれすぎない」「会員それぞれの主体的な参加を促すことで個々が成長できる」などの意見がありました。また、医療関係者からは「今、求められるのは、支配型リーダーではなく、サーバントリーダー(まず相手に奉仕し、その後相手を導くもの)」との助言もありました。「各グループの発表を通して、団体の課題が共通することを改めて認識した。共有できた気づきや解決のヒントを、所属団体の活動に活かしていきたい」との総括の後、「信頼されるピアサポート・プロジェクトメンバー」による小冊子『VHO-netが考えるピアサポート5か条』についての紹介も行われました。

VHO-netには、長い歴史のある全国組織の団体や、立ち上げてから間もない団体、限定された地域で活動している団体など多様な団体が参加しています。今回のワークショップでは、継続していくことの困難さや、社会情勢の変化や状況の変化に直面した時、活動や団体の方針をどのように見直し、どう軌道修正して活動を継続・変革していけば良いのかについて話し合うことで、多くの気づきや学び、問題解決のヒントを得ることができたようです。新しい難病法が施行され、難病患者も障がい者として位置づけられるようになる中で、難病患者、障がい者、慢性疾患の患者などを区別せず、みなが暮らしやすい社会を目指すために、さまざまな立場のリーダーが一堂に会して話し合うワークショップの意義が高まっていくと考えられます。